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夏夜花火
日本での花火大会といえば、「たまや〜」「かぎや〜」という掛け声が有名です。掛け声のはじまりは1659年、三重県のとある村の青年・弥兵衛が江戸へ行き、日本橋横山町に「鍵屋」を興し、そこの花火は大評判になりました。幕府の花火禁止令も緩まってきたこの時代には、江戸のお店屋達は鍵屋にどんどん花火を打ち上げさせたのだそうです。 そして、鍵屋で腕の良い番頭だった清七は、鍵屋から暖簾をわけてもらい、吉川町に分家「玉屋」を興し、玉屋市弥兵衛を名乗りました。そこから、「たまや〜」という掛け声も出てきたのではないかといわれています。以降、「鍵屋」「玉屋」時代を迎えますが、30年後玉屋は火災をおこし一代限りで断絶したといわれています。 花火大会で言われる「たまや」「かぎや」の掛け声は、当時川の上流を「玉屋」、下流を「鍵屋」が担当した二大花火師の競演を応援するためのものでした。その後も掛け声の代名詞として「たまや」「かぎや」の掛け声は残っているのです。東京の有名な隅田川花火大会(両国川開き)は、1733(享保18)年5月8日、両国川開きで初めて花火が打ち上げられました。 この川開きは徳川八代将軍吉宗が行ったのが最初で、前年の大飢饉とコロリ病(コレラ)による死者の霊を慰め、悪霊を退散を祈願する水神祭として年中行事になりました。その後、中断を挟みながらも続いてきたが、1961(昭和36)年を最後に交通渋滞、建物の密集、川の汚染などを理由に中止が決まった。中止を惜しむファンの声に押されて復活したのは、1978(昭和53)年の事でした。 この事から日本における花火の日は5月8日とされているが、このほか戦後、花火が解禁された1948年8月1日の記念に、東京本所厩橋近辺で住民18人、負傷者83人の大規模な花火爆発事故の起きた1955年8月1日の追悼、世界最大ともいわれる教祖祭PL花火芸術の開催日8月1日の記念を兼ね、花火の日が8月1日に制定された(1967年制定)。
夜物−割物−菊◇燃焼する多数の星が光跡を残しながら丸い菊型の花を描く。
夜物−割物−牡丹◇構造的には菊と変わりがないが、燃焼する多数の星が光跡を残さず(引かないタイプ)丸い牡丹型の花を描く。
夜物−割物−八重芯菊・三重芯菊・四重芯菊・五重芯菊◇芯が二重のもの。全体で三重になるのが八重芯菊。、全体で四重になるものが三重芯菊。芯が四重が四重芯、五重が五重芯。製作が難しく日本の花火の最高技術。
夜物−割物−菊花残光◇菊が開いた後で小さな傘にパイプ星が吊られる残光(残月)。中央の明るい星が、他の星が消えた後、数秒残って光る。これは「後の曲」といい、他にパッパッと小花が咲くもの、パンパンと小雷が鳴るものなどがあり多彩。
夜物−割物−立体型物−土星◇土星の形をしたもの。
夜物−小割物−花雷◇雷の小玉が込められた物で、この小玉が破裂すると大きな高い音と白い火の粉を出します。
昼花火−音物−号砲◇朝、運動会等の告知で大きな爆発音を発することでお馴染み。号砲は1発「ドンッ!」となる。通常3寸玉(3号玉)が用いられる。玉の中の薬量が多くそれをくるむ皮も強くつくってあるのですさまじい号音を発する。
夜物−半割物−椰子◇チタン合金を使って、大きな抜き星を作り、それを八方に飛ばすと、椰子の木のように見える。「金椰子」「銀椰子」高音を出してバリバリと開く「バリ椰子」などがある。
夜物−ポカ物−飛遊星/紅蜂、緑蜂◇蜂の分砲に似ているが、飛遊星では色の出る火薬を使い、動きは直線的。
夜物−昇り曲―昇天物―昇竜・昇銀竜◇火の粉の太い尾を引きながら上昇する。金色の場合は「(錦)昇竜」「昇金竜」「昇引竜」「昇金引」、銀色の場合は「昇銀竜」「昇銀引」などと呼びます。
夜物−昇り曲−昇天物−昇笛◇笛を付けピィーと音を立てながら昇るもの。
夜物−昇り曲−段咲物−昇小花◇小さな花を開かせながら、火の粉の尾が昇っていくもの。
夜物−昇り曲−段咲物−昇電光雷◇小雷をつけ、火の粉が昇りながら銀色に光り音が出るもの。
夜物−昇り曲−段咲物−昇分包−昇分火◇左右に複数の星を飛ばしながら上昇するもの。
夜物−昇り曲−複合物−昇り音曲◇昇り笛と段咲雷を合わせたもの。
夜物−昇り曲−花束◇打ち上げ玉に星や小花雷などをつけ一緒に打ち上げると、筒先から星が咲くもの。
仕掛け花火−枠仕掛け−絵図・文字◇文字や絵を花火で描くもの。「ランス」(焔管)とよばれる火薬をつめた細い筒を10〜15センチメートル間隔に取り付け、ランスの列の一端に点火すると火は速火線を伝わって一瞬のうちに全面にまわり絵や文字が現れ1分くらい燃える 。
昼花火−吊物−煙竜・彩煙竜◇音を出すと同時に煙がパラシュートに吊られてゆっくりと落ちてくる。煙に様々な色の付いたものが彩煙竜。
仕掛け花火−打ち出し物−スターマイン◇スターマインはいくつもの花火を組み合わせて連続的に短時間で大量の玉を打ち上げ、ひとつのテーマを描き出すもの。
仕掛け花火−打ち出し物−ワイドスターマイン◇一カ所からだけではなく、何カ所か等距離をとって並べて設置し、全て同時に又は特定の順番で一斉に打ち上げるもの。ワイドと呼べるのは最低3箇所程度は同時に打つ場合で、5箇所くらいが一般的。
仕掛け花火−打ち出し物−虎の尾◇筒先から太い火の柱が昇っていくもの。
仕掛け花火−打ち出し物−海上スターマイン◇海上に打ち上げセットを浮かべ電気で一斉発射するもの。スターマインには決められた順番に打ち上げるのがものと、全ての玉を一度に一斉に放出する「一斉打ち」があります。一斉の場合は「花束」「フラワーポット」などと呼ばれる。
仕掛け花火−張物−ナイヤガラ◇火薬を詰めた「ランス」という細長いパイプを等間隔で大量にワイヤーに吊し、速火線で一斉に点火する。それぞれのパイプから火の粉がさらさらと流れ落ちるので滝のように見える。
仕掛け花火−張物−富士山◇ナイアガラの中央2カ所をクレーンなどで山型に高く吊ったもの。
仕掛け花火−回転物(推進花火)◇花火の推進力でくるくる風車のように回るようにしたもの。
仕掛け花火−水中物−金魚◇火の粉を噴き出しながら金魚や銀魚が水面を遊泳する花火。
仕掛け花火−手筒花火◇仕掛け花火ではないがプログラムに取り入れているところや、手筒だけを行う花火大会もある。竹筒に火薬を詰めて荒縄を巻いた手筒からは豪快な火柱があがる。
夜物−ポカ物−吊り物−柳に連星◇いくつかの光を連ねる。
昼花火−割物−煙柳・彩煙柳◇柳が空中に枝垂れ柳を描くように落ちる。色の付いたものが彩煙柳。
夜物−小割物−千輪菊・半小割物−椰子・冠菊◇破弾火薬が割物より少なく、ポカ物より多い物で千輪菊や冠菊、椰子等に代表される小割物はこの両者の中間くらいのもの。

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